Columbus Day

昨日はコロンブス・デーでした。

アメリカの小学校ではChristopher Columbus（クリストファー・コロンブス）はアメリカ大陸を発見した英雄として教えられています。なので、なおくんのクラスでもコロンブスにちなんで新聞紙でコロンブスがかぶっていた様な帽子を作ったり、コロンブスの塗り絵をしたりしました。

が、実際の所、英雄とはちょっと違います。もともとアメリカ大陸にはインディアンが住んでいたので、大陸を発見したわけではなく、大陸にたどり着いたのだし、実際はインディアンを奴隷として売りお金を稼いでいたわけで、英雄と呼ぶにはちょっと・・・という感じです。実際、インディアンの方たちと話す機会があった時に、サンクスギヴィングとコロンブス・デーは祝うべき日では無いと言うようなことをおっしゃっていました。この２つの祝日はインディアンにとっては土地や財産や家族を取られた日のようです。なので、カレンダーも物によってはColumbus DayではなくDiscoverer's Dayと書かれているものもあります。

ヨーロッパからの移民がアメリカという国を作り、小学校でアメリカの歴史を学ぶのには欠かせない人物の一人でしょうが、英雄として教えるのは疑問です。が、公立の小学校に子供を入れているいじょう、方針に反対することは無理ですしね。また機会があれば、インディアン（そう言えば彼らはNative Americanと呼ばれるのを嫌がっていました。）の人々の話を聞き、２つの違った視点から見た歴史を学ぶことが出来れば良いな。